主人公は死神の調査員。
死ぬ間際の人間を1週間見届け、死ぬのが「可」か「見送り」か報告するのが仕事。
6話の短編で構成されており、6人の生き様(死に様)が描かれる。
死神という設定なのだから当然なのだが、
「死ぬのが怖いか」とか「死についてどう思うのか」という質問を対象者に繰り返す。
死と生は裏返しなのだと気付く。
人生は本当に短い。
死を意識することで、もっと精一杯に今を生きなければと思う。
読み終わってみると、話も練られていて最後はすがすがしくもあり、
さっぱりとした活力が湧きました。
伊坂さんの本は始めて読んだのですが、読みやすく意外とおすすめです。