山は知っている。自分の限界を知っている。
山は感じている。自分のつらさを感じている。
山は見ている。自分の弱さを見ている。
・・・
午前四時です。
8合目までやってきました。
朝焼けがキレイでした。
心が洗われていくような、想いが溶けていくような。
ご来光です。
太陽の光がこれほどまでに美しいものだとは。
これほどまでに待ち遠しいものだとは。
夢中でシャッターをきりました。
ただ、ひたすらに。
無心でシャッターをきりました。
光の暖かさを肌で感じながら。
結論から言います。
今回の登山では山頂へはいけませんでした。
渋滞でペースが乱れたこと、また、メンバーの高山病がひどかったこと。
理由を挙げてもきりがありません。
それはまさに、山、だったのです。
ワタクシに厳しさを教えてくれたもの。
ワタクシが己の小ささを感じたもの。
自然は雄大で偉大です。
人間は小さく必死です。
今日を糧に明日を生きていきます。
来年こそは、山頂に立ちます。
完